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ドイツ鉄道、安い航空会社に対抗する特安チケットを導入

  大幅な利用者減少に苦しむドイツ鉄道は、特安チケットを導入して、安い航空会社に対抗する。ドイツ鉄道の発表によると、106日(月)から、ドイツ鉄道のインターネットサイト上で、国内の大都市間の往復乗車券を50ユーロで販売する(Surf & Rail)。但し、提供される座席数は1週間当たり約1万席に限定される。毎週月曜日17時に、販売対象になる5つの都市間ルート(例:ベルリン/ケルン、ハンブルク/ミュンヘンなど)が変わる。支払い方法はクレジットカードで、特安チケットは二等車の往復券。同乗者(最高4人)の乗車券は半額の25ユーロになるほか、購入者の子供と孫(14歳以下)は無料。行きは火曜日から有効で、帰りは14日以内でなければならない。この特安チケットにはバーンカードの割引サービスは適用されない。

ドイツ鉄道は、103日(金)のドイツ統一記念日には、この日限りの25ユーロ往復チケットを販売した。ドイツ鉄道はこの特安チケット導入により、安い航空会社に対抗すると共に、空席の多いルートの利用率改善を図るという。連邦統計局によると、ドイツ鉄道の遠距離電車利用者数は今年1月~7月に10,1%減少して、5700万人であった。

2003年10月6日)

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