ドイツの主要ニュース

ドイツ鉄道の延着件数、増加

 ドイツ鉄道の社内調査結果によると、定刻通りに到着する電車の割合が8月に85%以下に低下した。延着件数の内、6%だけが外部からの影響(天候、自殺などの人身事故、踏切事故など)によるもので、大半がドイツ鉄道の責任によるものであった。30%が技術上の障害(機関車や車両、レール、架線など)、20%が建設工事、20%が従業員におけるトラブル(交替、車両検査など)、15%が不十分な運行計画。接続電車への乗り換えでは、95%が乗り換えできたという。

メドルン社長は定刻通りの到着率95%を目標に掲げていたが、3年連続して延着率が上昇している。そこで、ドイツ鉄道は、延着原因を調査する委員会を設置した。天候の良い8月に定刻通りの到着率が低下していることは、天候が悪くなる秋と冬を迎えるドイツ鉄道にとって、大きな課題になりそうだ。

2003年10月6日)

戻る