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オンライン書籍販売、成長基調

停滞気味な書籍販売事業において、オンライン書籍販売は成長の起動力になっている。ドイツにおけるオンライン書籍販売の総売上は今年1020%増の45000万ユーロ以上と予想されている。スタート期とは異なり、今では採算の合うビジネスになっており、ほとんどすべてのオンライン書籍販売会社が今年は利益を計上する見通しだ。

 業界筋によると、ドイツ市場1位はアマゾンで、総売上の60%以上を占めている。2年前は5000社以上がインターネット上で書籍を販売していたが、現在は約1000社。2年後には200社だけが生き残ると、Buch.deのヒルシュ氏が予想している。

 インターネット利用者の増加に伴い、オンラインショッピングも増えている。目下、業界の大きなテーマはEbayのようなインターネット上での古本(使用済み書籍)の売買。古本には書籍販売価格拘束がないので人気があるが、提供される本が本当に古本(一度販売された本)なのか、新本なのかのコントロールができないため、業界では大きな問題になっているという。

20031013日)

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