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7月も支払不能件数が増加

 連邦統計局によると、7月も支払不能件数が増加した。消費者の破産だけでも2倍以上に増えている。7月の支払不能件数は対前年同月比20,8%増の9186件、その内、企業が8,5%増の3584件、他の債務者が30,2%増の5602件であった。消費者の支払不能は55,1%増の3107件。経済興信所Creditreformは、270万世帯以上(全体の7%以上)が債務超過していると見ている。消費者の支払不能が急増したのは、支払不能規定の改正で個人破産が容易になったことに起因しているという。

 今年1月~7月の支払不能件数は対前年同期比24,1%増の58701件で、その内、企業が9%増の23537件、他の債務者が36,8%増であった。この展開が進めば、今年はこれまでの破産記録を大幅に上回る見通しである。先日もチャーター航空会社Aero Lloyd (従業員1400)が支払不能を申請したばかりだ。

2003年10月27日)

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