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バイオテクノロジー産業、予想以上に安定

 連邦統計局のハーレン長官によると、新しい産業であるバイオテクノロジーは起業家ブームの後も驚くほど安定している。整理統合プロセスにもかかわらず、売り上げ・従業員数・研究投資が増えているという。

 2002年のバイオテクノロジー企業数は1090社で、2000年よりも89社ほど減少した。州別で見ると、バイエルン州が195社で1位、2位がノルドライン・ヴェストファーレン州で177社、3位がバーデン・ヴュルテンベルク州で169社、4位がヘッセン州で137社。

 研究開発中心の本来のバイオテクノロジー会社は、2000年から2002年にかけて従業員と研究への投資を増やしている。業界全体では、従業員数は5%~30%、売り上げは14%~90%ほど増加した。しかし、大半の企業は外部からの融資に頼っている。ヘッセン州に集中している大手のライフサイエンス企業が売り上げ全体のほぼ半分を占めているが、研究の移転を要因として、人件費と研究費を削減した。

2003年10月27日)

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