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インターネット利用の急増

   セブンワン・メディアとフォルサの調査結果によると、宣伝広告の重要なターゲットグループである1449歳のドイツ人の4分の3はインターネットを利用している。また、ドイツ人の一日のメディア利用時間は平均で、インターネットが49分、新聞が22分、テレビが156分、ラジオが160分。

 インターネットの利用が増えているにもかかわらず、伝統的なメディアの利用時間は変わっていない。例えば、インターネット利用者とインターネットを利用しない人が新聞に費やす時間は同じである。セブンワン・メディアによると、インターネットは追加メディアであり、従来のメディアの負担にはなっていないという。

 メディア利用時間に占める割合は、ラジオが34%、テレビが33%、インターネットが10%、本が8%、新聞が5%、雑誌が3%、ビデオ・DVD5%、映画が1%、テレテキストが1%。インターネットの割合(10%)は1999年の5倍。テレビ・ラジオ・インターネットの利用時間は過去4年間で約30%ほど増加したが、プリントメディア利用時間数は変わらず、インターネットの影響を受けていない。また、テレビへの影響も見られない。

 インターネット利用は920時が多く、18時がピーク(ドイツ人の4人に1人がインターネットを利用)。20時以降はテレビ中心で、2022時はドイツ人の70%がテレビを見ている。但し、インターネット利用者は同時にテレビやラジオを利用していることが多い。

 情報収集には様々なメディアが使われている。一番最初に利用するメディアでは、経済・ローカル情報が新聞、政治・スポーツ・娯楽情報がテレビ、旅行情報がインターネット。健康・経済・お天気の情報でもインターネットを最初に利用する比率が急増している。

 大半のドイツ人は最も重要なメディアとしてテレビを挙げている。しかし、インターネットの重要性が急速に増しており、すでに雑誌と本を抜いている。「なくてはならないメディア」では、37%がテレビ、25%がインターネット、18%がラジオ、8%が本、7%が日刊紙であった。

2003年12月1日)

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