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顧客の満足度で日本車が上位を占める

    ドイツ自動車クラブ ADAC  の委託で CAR 研究所が行った「顧客の満足度」に関するアンケート調査結果(約4万人のドライバーを対象)によると、顧客の満足度ランキングで日本車が1位~7位を独占して、ドイツ車に大きく差をつけた。ドイツのドライバーが日本車に満足していることが明らかになった。特にメルセデスとフォルクスワーゲンが 33 車中 32位と 31位という不本意な結果だった。

 1位はトヨタ、2位スバル、3位ホンダ、4位マツダ、5位日産、6位三菱、7位スズキ。ドイツ車では、8位ポルシェ、11BMW21位フォード、26位アウディ、27位オペル、31位フォルクスワーゲン、32位メルセデス。

 アンケートに回答した人の車の平均年数は4,6年(ドイツにおける車の平均年数は7,8年)で、アンケートの内容は車・修理工場・ブランドの満足度。メルセデス車の品質に対する不満が大きくなっているようで、メルセデスは車に対する満足度で、33車中最下位だった。ADAC は、「信頼性が満足度をもたらす」というモットーを日本車が示したとして、ドイツのメーカーもこれを標語としなければならないとコメントしている。

 ADAC AutomarxX 総合ランキングでは、20026月以来初めて、メルセデスが首位の座を BMW に奪われて、2位にダウンした。3位はポルシェ、4位はアウディ。トヨタはフォルクスワーゲンを抜いて5位に上昇した。トヨタは外国車として初めてトップ に入った。

2003年12月1日)

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