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連邦議会議員には法学士と教員が多い

  連邦議会議員の職業では、法学修士・博士と教員が圧倒的に多い。インターネット情報サービスの調査結果によると、議員のほとんどは高校卒業資格か大学卒業資格を持っており、労働者は例外である。

 社会民主党 SPD、キリスト教民主同盟 CDU、キリスト教社会同盟 CSU、自由民主党 FDP を合わせると、議員の82,1%が高校卒業資格か専門高校卒業資格を持っている。この割合はドイツ平均の3倍。議員の12,3%はレアールシューレ卒業資格(Mittlere Reife10年生後の卒業試験)を持っており、ハウプトシューレ(9年生まで)卒業資格を有する議員は5,5%にすぎない。

 最も高い平均学歴を有する党は緑の党で、高校卒業資格を持つ議員の割合が90%以上、残りは少なくともレアールシューレ卒業資格を持っている。他の党では、高校卒業資格を持つ議員の割合が7080%。ハウプトシューレ卒業資格を持つ議員の割合は、CDU/CSU6,9%、SPD6%。

 大学卒業資格を持つ議員の割合が最も多いのは FDP 80,9%、次が緑の党で 78,8%。CDU/CSU 68,2%。連邦議会の議員 603人のうち、425人は大学卒業資格を有し、51人は専門単科大学ないし職業アカデミーの卒業生。

 かつて、オットー・グラーフ・ランプスドルフ氏が「連邦議会は出席する議員が多かったり、少なかったりするが、ますます多くなるのは教員だ」と皮肉ったが、議員の職業リストを見ると、法学修士・博士(123人)と教員(67人)が圧倒的に多い。

2003年12月1日)

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