ドイツの主要ニュース

病気による欠勤の減少

    地域健康保険組合 AOK のアンケート調査結果(約2000人の被用者を対象)によると、昨年は、被用者のほぼ71%が、病気であったにもかかわらず、出勤していた。約5人に1人は休暇を取って静養した。被用者の約3分の2は、病気による欠勤が職業上の不利になることを恐れている。

 職場を失うことへの不安と業務上の健康管理の改善を要因として、2002年は病気による欠勤が減少した。AOK の被保険者(1090万人)では、2002年度病欠率が0,1ポイント減少して5,2%になった。AOK 被保険者は平均で19日間、病気のために欠勤している。病欠率が最も高いのが官公庁で 5,9%、最も低いのが商業の 4,5%、銀行・保険業の 3,5%であった。

 病欠の原因の中で最も多いのは筋肉と骨格の病気(28%)で、次が負傷(13,8%)、呼吸障害(13%)、精神病(7%)。精神病が増えており、特にうつ病と神経症が多いという。

2003年12月8日)

戻る