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子供部屋にもクリスマスツリー

   ドイツ木材工業連盟によると、今年のクリスマスツリー販売は好調だった。1224日までの販売本数は約2700万本で、昨年よりも約150万本も多い。しかも、これに約400万本のプラスチック製クリスマスツリーが加わる。

 この喜ばしい販売増は、各家庭が1本だけでなく、バルコニーや庭、子供部屋に2本目のクリスマスツリーを飾っていることに起因している。また、本数が増えただけでなく、クリスマスツリーの高さも例年よりも少し高くなって、平均で1,64メートル。

 最も人気があったのは、モミの葉が鋭くなく、すぐに散ってしまわないノルドマンモミの木で、次がトウヒとノビリスモミの木だった。価格は平均で20ユーロ。個人世帯と市町村を合わせると、全部で少なくとも 5 億ユーロをクリスマスツリーに支出している。これは、林業の年間売り上げの約15%に相当する。

 クリスマスツリーの大半は生産者が直接販売しており、輸入品だけが卸売業を通して販売された。ドイツで販売されるクリスマスツリーの80%はドイツ産で、残りの大半はデンマーク産である。

 専門家によると、暖房で乾燥した家の中にクリスマスツリーを飾る場合には、ツリーを立てるスタンドの中に小さじ一杯の砂糖を混ぜた水を入れておくと、長持ちするという。

2003年12月29日)

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