オバサンの独り言 楽しかった休暇から帰ってきて、屋根窓を開けようとしたら、取っ手のプラスチックの部分がポキッと折れてしまった。ああ、せっかくの休暇の余韻も一瞬にして消えてしまった。窓の開け閉めができなくなったので、仕方なく、屋根窓を取り付けてくれた大工さんに来てもらった。 なんと、我が家の屋根窓のメーカーはもう倒産しているから、同じ窓も補充交換部品もないという。メーカーごとに規格が違うので、新しい窓を入れなければならないのだそうだ。取っ手の部分が壊れただけなのに...。 新しい窓と取り付け工事の見積もりをしてもらったら、びっくり仰天、1500ユーロだとのたまう。他社の窓は大きさが違うから、取り付け工事が大掛かりになるのだという。それにしても、全く普通の屋根窓に1500ユーロもかかるとは ...。あの時、なぜ、やさしく窓を開けなかったんだろうと、悔やまれる。家族の者には、「どんな開け方をしたの? また乱暴に開けたんでしょう」とか言われて、すっかり自己嫌悪。 ダメを承知で、インターネットで屋根窓メーカーを検索していたら、あった、あった、社名は変わっていたけれど、我が家の窓のメーカーがあったのだ。Eメールで問い合わせると、3日後に補充交換部品リストが郵送されてきた。壊れた取っ手は簡単に交換できるうえ、なんと、お値段は40ユーロ! 呆れて、思わず笑ってしまったけれど、大工さんを信用して取り付け工事をしてもらっていたらと考えると、ゾッとする。 あの大工さんは詐欺師? それとも単なる無知な人? 物を買うときは、情報を集めて比較してから買うことですね。肝に銘じました。 (2003年9月23日)
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