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SPD党員数とDGB組合員数、大幅減少

    社会民主党 SPD のスポークスマンが110日(土)に語ったところによると、SPD 2003年に43096人の党員を失い(6,21%減)、党員数は650798人になった。これは過去50年間で最大の減少幅で、1963年水準(当時は西ドイツSPD)に後退した。

 シュピーゲル誌によると、シュレーダー内閣の改革に最も強く反応し、党員が減少したのは、伝統的に SPD が強いザールランド州とノルドライン・ヴェストファーレン州だった。全国で党員が増えた州も地方もなかった。脱党者が最も少なかったのはメクレンブルク・フォアポメルン州とブランデンブルク州であった。全国で38437人が脱党し、4659人の党員が死亡した。入党者数は10829人で、その内の44%以上が35歳以下の若い世代だった。

 一方、2003年はドイツ労働組合連盟 DGB の組合員減少も加速した。暫定報告によると、推定で30万人が組合から脱退し(2002年は20万人以下)、組合員数は約740万人になった。ドイツ統一後の1991年には約1180万人の組合員を擁していた。組合員減少は大規模な人員削減に起因しているという。しかし、統計上の推定組織率は1983年の32%から2003年は22%に低下している。

 労働組合員の高齢化が進んでおり、組合員の約4分の1は働いていないと推定されている。職業訓練生が再び組合に加入する傾向にあるが、組合員の平均年齢は継続的に上昇している。

2004年1月12日)

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