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ハンブルクとバイエルン州、学校における全面禁煙を計画

   ハンブルクとバイエルン州は学校における全面禁煙を計画している。ハンブルクのディンゲス・ディリッヒ教育相はバイエルン州のシュナップアウフ環境相との会談後、相応の法案をハンブルク市州議会に提出すると発表した。同法案によると、ハンブルクにある423の学校は2005年2月から全面禁煙となり、教員も生徒も喫煙できなくなる。

 生徒に喫煙を止めさせるすべての試みが望ましい成果をもたらさなかったため、「任意の禁煙」ではなく、法律による全面禁煙に踏み切るという。今後、ハンブルクは保健における予防対策でバイエルン州と密接に協力していく意向である。

 バイエルン州では現在、30校が任意による禁煙を試みているが、州政府はすでに、2008年までに州内のすべての学校を全面禁煙にすることを閣議決定している。任意による禁煙が目標を達成できない場合には、ハンブルクのように法律で義務付ける計画である。シュナップアウフ環境相は、2015年までに喫煙者数を25%ほど少なくすることを目指していると語った。連邦政府にはそのための決定的なコンセプトがないという。

2004年10月18日)

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