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ドイツの出世率、欧州で最低

    連邦統計局が発表した2004年度統計年報によると、ドイツは欧州連合の中で、イタリアに次いで最も高齢化が進んでいる。2003年末現在、ドイツでは人口(8250万人)のほぼ 5分の1が65歳以上であった。これは旧東独の人口に相当する。

 また、ドイツの出生率は人口1000人当たり 8,7人と、欧州で最も低い。2003年5月現在、未成年の子供と一緒に生活している親の数は1996年に比べて約4%減少して、910万人であった。特に旧東独における減少が著しい。旧東独では、シングル世帯の割合がほぼ旧西独水準(37,2%)に達している。

 一方、今年からは統計年報に新しいデータが掲載されている。5000世帯を対象に実施した調査結果によると、ドイツ人は平均で1日2時間テレビを見ており、睡眠時間は8,5時間、食事は45分間であった。さらに、食事の準備時間が一日45分間、掃除が36分間、読書が37分間、ラジオないし音楽を聞く時間が6分間。

 依然として家事は女性の仕事のようで、男性食事の準備時間が23分間であるのに対して、女性は一日平均81分間、台所に立っている。

2004年10月18日)

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