ドイツのニュース

連邦参議院、諸法案を否決

 連邦参議院は11月5日(金)、諸法案を否決して、両院協議会の招集を要求した。両院協議会送りが決まったのは、子供のいない人を対象とする介護保険料引き上げ、歯牙補綴(義歯)のための特別保険料に関する法案など。

 歯牙補綴のための特別保険料に関する法案では、被雇用者と年金受給者は2005年7月1日から歯牙補綴のための特別保険料(0,4%ポイント)を疾病保険金庫に払わなければならない。使用者と年金保険金庫はこの追加保険には参加しない(被保険者の全額負担)。両院協議会で合意に至らなかった場合には、連邦議会は連邦参議院の異議申し立てを却下して、法案を成立させることができる。

 介護保険に関する法案では、2005年1月1日から、子供のいない人の介護保険料が0,25ポイントほど引き上げられる。その結果、子供のいない人は名目所得の1,1%の介護保険料を払わなければならない。これまでは0,85%。両院協議会が合意に至らなかった場合には、連邦議会はこの法案を成立させることができる。

200411月8日)

戻る