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授業料導入で大学生数が減少

    連邦統計局によると、ドイツの大学生数が再び減少している。今年冬学期は365の大学で全部で1966000人の大学生が学籍登録した。1年前よりも約54000人少ない(3%減)。また、2004年は夏学期と冬学期に356000人の若者が大学に入学した(対前年比6%減)。大学進学率は2003年の38,9%から2004年は37,3%に低下し、ドイツ統一後初めての進学率低下を記録した。

 2003年は大学生数が前年よりも8万人、大学入学者数が19000人ほど増加し、2003/2004年度冬学期の大学生数は初めて200万人の大台に達していた。

 連邦統計局は大学生減少の要因として、長期大学生に対する授業料の導入を挙げている。ノルドライン・ヴェストファーレン州では今年の夏から、7年(14学期)以上大学に在籍している学生を対象に1学期当たり650ユーロの授業料を徴収しており、大学生数が66000人ほど減少した。同様に長期大学生に対する授業料を導入したヘッセン州でも17000人減少している。

 一方、2004年度冬学期は、女子大生の割合が史上最高の47.9%に達した。

2004年12月13日)

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