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旧東独から旧西独への人口移動

   連邦政府によると、1991年から2003年までに約712000人の市民が旧東独から旧西独に移住した。旧東独で最も人口減少が激しかったのは1990年代前期で、2000年から再び東から西への人口移動が顕著になっている。但し、2002年と2003年は増加傾向が弱まってきているという。

 また、1991年以来、旧西独でも旧東独でも外国から移住する人が外国へ移住する人を上回っている。但し、外国人は主として旧西独に移住しており、358万人の移民超過となっている。旧東独では、旧東独に移住した人が旧東独から外国に移住した人を431000人ほど上回った。

 国内の人口移動と外国からの移民超過、死亡率と出生率を考慮すると、過去12年間に旧西独では389万人の人口増加を記録している。それに対して、旧東独では126万人ほど減少した。連邦政府によると、死亡率は将来も上昇傾向にあるという。

 旧東独では、86000組の夫婦が旧東独に住んで旧西独で働いている。ドイツ全体では、長距離通勤している人は156万人を超えている。

2004年12月30日)

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