ドイツのニュース

貧困な子供の増加/入院治療費の増加

    連邦政府の貧困・富裕報告書草案によると、ドイツでは貧困生活を余儀なくされている子供と青少年が増えている。2003年は14歳以下の子供の15%、24歳以下の青少年の19,1%が貧困限界以下の生活をしていた。1998年は14歳以下の子供の13,8%、24歳以下の若者の14,9%が貧困状態にあった。

 また、連邦統計局によると、特に旧西独で3歳以下の子供の保育施設インフラが依然として不十分である。連邦保健・社会省が作成した貧困・富裕報告書草案は2005年1月または2月に連邦内閣に提出される予定である。

 一方、連邦統計局によると、病院の入院治療支出は2002年に547億ユーロに増加した(前年比3,4%増)。全部で1740万人の患者に対する支出は平均で一人当たり3139ユーロであった。これは2001年よりも2,7%、1992年よりも13,9%ほど多い。患者一人当たりの支出が多かったのは都市州で、最高が3919ユーロ、最も低かったのはメクレンブルク・フォルポメルン州の2731ユーロであった。

2004年12月30日)

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