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Ifo業況判断指数、2001年以来の最高水準

   Ifo 経済研究所が127日(火)に発表したところよると、1月の Ifo 業況判断指数は予想を大きく上回り、9ヶ月連続で上昇した。2001年以来の最高水準である。ズィン所長はこの展開を持続的な景気回復の兆候と評価している。主に製造業に改善が見られ、建設業もわずかな改善を示したが、小売業と卸売業には陰りが見られた。また、ユーロ高の影響が少しずつ出てきた模様で、輸出の景気見通しは低下した。

 旧西独では、Ifo 業況判断指数が12月の96,9ポイントから97,4ポイントに上昇した。景気の現状判断は83,3ポイントから84,3ポイントに上昇したが、今後6ヶ月の景気見通しは111,2ポイントと、高水準で停滞した。ユーロ高が輸出見通しにブレーキをかけているようだ。それに対して、旧東独では、Ifo 業況判断指数が104,7ポイントから105,4ポイントに上昇した。

 経済専門家はユーロ高による業況後退を懸念していたが、外需の拡大がユーロ高の抑制効果を十分に吸収した。ドイツ工業連盟のロゴヴスキー会長は、3年間の氷河期が終わり、今年は再び約2%の成長を期待できると語った。経済専門家は連邦政府同様に、今年の経済成長率を1,52%と予想している。

200429日)

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