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ドイツ鉄道、遠距離乗車料金を値上げ

　  ドイツ鉄道は今年4月1日に遠距離乗車料金（ Intercity と ICE ）を平均で3,4％値上げする。値上げ幅は距離に依存している。100km～200kmは1,6％ほど安くなるが、400km以上は5,8％ほど高くなり、700km以上は111ユーロ（1等は167ユーロ）。ドイツ鉄道は、1999年以来、長距離乗車料を値上げしておらず、経費が大幅に増大したことを値上げの理由としてあげている。

 駅の窓口や旅行会社での座席予約料はこれまでの2,60ユーロから 3ユーロに引き上げられるが、自動販売機とインターネット上での予約は無料になる。

 ドイツ交通クラブVCDとドイツ鉄道労働組合は、古いバーンカードのカムバックでようやく顧客の信頼を取り戻したところなのに、近距離乗車料に続いて遠距離乗車料も値上げすれば、再び顧客の不安を招くと批判している。

 ドイツ鉄道のメードルン社長は、株式上場のために、今年は黒字を目指している。2003年は再び約2億ユーロの営業欠損を計上した模様である。

（2004年2月9日）

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