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携帯電話と洋服のためにアルバイト

   ミュンヘンの青少年研究所が1322歳の若者を対象にアンケート調査した結果によると、ドイツの生徒のほぼ3分の1はアルバイトをしている。しかも、アルバイトをしている若者の約4分の3は定期的に働いている。

 アルバイトをする理由としては、「余暇のため」が60%で1位、次に、「金銭的に親に依存しないため」(43%)、「服を買うため」(41%)、「携帯電話の通話料を払うため」(39%)が続く。「コンピューターゲームやその付属品のため」は、男子が23%、女子が2%、「服を買うため」は、女子が51%、男子が32%だった。

 若者の41%はスーパーマーケットのようなサービス業界ないし郵便局で、21%は新聞配達で(特に低年齢層)、20%は手工業事業所や工業で(特に男子)、13%は飲食店でアルバイトをしている。

 現在、失業率が高いため、若者がアルバイト先を見つけるのは容易ではない。ミュンヘンの雇用局によると、数年前は大学生に年間約5万件のバイト先を紹介したが、現在はその半分に減少している。生徒の夏休み中のバイト先も1200件から250件に急減しているという。雇用局は大学生にアルバイト先を紹介するほか、生徒にも夏休み中のバイト先を紹介している。また、インターネットでもアルバイト先を探すことができる(www.jobcafe.de, www.jobber.de, www.schuelerjobs.de)。

200431日)

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