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経営陣における女性の割合が少ない

    国際比較すると、ドイツの中小企業の経営陣に占める女性の割合が少ない。その主な理由は幼児・児童託児所や保育施設の欠如である。ドイツでは、経営陣に占める女性の割合が16％で、国際比較で下位に位置している。

 経営陣に占める女性の割合が高いのは、ロシア（42％）とフィリピン（39％ ）で、世界平均が約20％。調査結果では、宗教問題や女性解放ステータスも重要な要因となっているが、主要テーマは子供の保育施設であった。他の西側諸国では、子供を預かって世話をする保育施設がドイツに比べてずっと多い。また、他の国々では、大家族が援助している。

 それに対して、ドイツでは、女性は「子供をあきらめるか、あるいは出世をあきらめるか」の選択を余儀なくされているという。

（2004年3月29日）

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