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連邦と州、エリート大学促進プロジェクトで合意

   連邦教育・研究省と連邦州は、エリート大学促進プロジェクトで基本的に合意した。連邦と州は共同でエリート大学を構築するために、2006年から5年間、コンテストで選ばれた大学に年間25000万ユーロ以上の補助金を支給する。ドイツの学術立地を持続的に強化して、国際競争力を改善することを目的としている。

 エリート大学促進プロジェクトでは、エリート大学/エクセレンス・センター(エクセレンス・クラスター)/大学院を促進する。応募する大学はこの3つの中から応募する種類を選択できる。エリート大学としては、優れた研究業績があり、研究者を養成し、近代的なマネジメントで運営されている大学が選ばれる。個人や学科ではなく、大学全体として応募する。約10の大学を選抜する予定である。エクセレンス・センターには専門単科大学も応募でき、大学や大学以外の研究開発を連携することを目的としている。先端研究開発を促進するために、エクセレンスセンター(エクセレンスクラスター)を構築する。また、大学院を設置することにより、学術上の後継者、研究者の養成を改善する。

 連邦と州の作業部会は6月までにプロジェクトの詳細について話し合い、コンテストの選択基準を決定する。ブルマーン教育・研究相は夏休み前にコンテストの募集を開始する意向であるが、コンテストの規則や州の資金負担などがまだ決まっておらず、募集開始時期も定かではない。

200445日)

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