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私立学校の生徒数が増加

    連邦統計局の発表によると、ドイツでも私立学校の需要が増えている。一般教育の私立学校数は1992年の約2000校から2002年は2500校に増加した。生徒数も約445600人から590400人に増えている。この期間に、私立学校の生徒が占める割合は全体の4,8%から6%に上昇した。

 ドイツ私立学校連盟によると、過去数年間に私立学校に対する関心が高まっており、申し込み数が受入数を上回る私立校が多いという。その理由の一つとしては、ユネスコのPISA調査報告が挙げられる。この調査では、私立校の割合が高い国が国際比較で顕著に良い成果を収めていた。

 もう一つの理由は、子供を価値志向の学校に通わせたい親が多いことである。ドイツでは、私立校の多くが教会によって運営されている。

 一方、バーデン・ヴュルテンベルク州政府は公立学校間の競争を強化する方針を明らかにしている。学校政策担当スポークスマンは、私立学校だけでなく、公立学校間にも競争がなければならないと語った。

2004419日)

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