ドイツのニュース

110万人が転職を希望

   連邦統計局が発表した2003年度抽出国勢調査結果(約39万世帯の約83万人を対象)によると、旧西独で職業に従事している74万人と旧東独で従事している325000人は新しい職場ないし追加の職場を探している。これは就業者全体の3%(旧西独が2%、旧東独が5%)に相当する。その理由としては、現在の仕事が近い将来に終了すること、現在の仕事が過度的なものであることを挙げている。

 新しい職場を探している人の6分の1は労働条件の改善を、7人に1人は現在よりも長い労働時間の職場を希望している。長い労働時間を希望する人に占めるパートタイマーの割合は98%。

 一方、子供のいる女性の就業が増えている。昨年5月は未成年の子供のいる母親の65%(570万人)が仕事に従事していた。これは7年前よりも5ポイント多い。母親の38%がパートタイム、22パーセントが常勤の仕事をしている。パートタイムに従事する母親が1996年5月よりも10ポイント増えたのに対して、常勤の母親は5ポイント減少した。母親の5%は調査時に休職中であった。就業者全体に占める母親の割合は16%であるが、年間労働時間総数に占める割合は12%に過ぎない。これは、パートタイムに従事する母親が多いことに起因している。

200453日)

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