ドイツのニュース

女性より男性の方が肥満

    連邦統計局が発表した2003年度抽出国勢調査結果（約39万世帯の約83万人を対象）によると、ドイツ人の約半分が太りすぎである。成人の49％がその理想的体重を超えている。太りすぎの人の割合は前年よりも1ポイント増えた。ドイツ人の13％は過度の肥満。肥満の定義は世界保健機構の基準（Body-Mass-Indesの25以上が肥満）に基づく。

 男性の方が女性よりも肥満である。肥満のドイツ人の58％は男性で、1999年よりも2ポイント増えた。女性は1ポイント増。連邦統計局によると、以前に喫煙者だった人が肥満になる傾向が強い。喫煙を止めた男性の70％がBody-Mass-Indexの25を超えている。また、喫煙者だった女性の43％が肥満である。15歳以上のドイツ人の27％は定期的にタバコを吸っている（1999年は28％）。

 一方、労働市場では、パートタイムの仕事と期限付き労働契約の仕事が増えている。2003年春には720万人がパートタイムの仕事に従事していた。これは1991年比51％増。期限付き労働契約は、特に若者の間で増えている。20歳以下の若者では35％が期限付き労働契約の仕事に従事していた。

 多くの失業中の若者の状況は思わしくない。職業に従事していない25歳以下の若者の53％が職業訓練を受けていない。

（2004年5月3日）

戻る