オバサンの独り言

 世界保健機構が肥満撲滅キャンペーンを開始するという。肥満は世界的な問題になっているらしい。バイエルン州の食生活に関する調査結果によると、この10年間でバイエルン州における太り過ぎの人の割合が34%から46%に増えたそうだ。約半分の人が太り過ぎというのは深刻な問題だ。不健康な食習慣と運動不足が原因だとか。

 なぜ、バイエルンの人は太る傾向にあるのか。研究者は、「脂肪と砂糖の取り過ぎと食べ過ぎ」を指摘する。そして、今の食習慣を続けていると、生活習慣病になると警告している。確かに、彼らの食べる量は多い。レストランなどで出てくる料理の量を見れば納得する。だから、お子様ランチではないけれど、日本人には「お子様用」の量で十分だ。では、バイエルン人の脂肪の取り過ぎはどこから来るのか。ソーセージ類と乳製品だそうだ。

 ソーセージといえば、皆さんもご存知の、あのおいしい焼きソーセージ、「ニュルンベルガー・ブラートヴルスト」と「ニュルンベルガー・ロストブラートヴルスト」。このニュルンベルク名物焼きソーセージの名称は1年前から欧州内で保護されている。伝統のレシピに基づいてニュルンベルク市内で作られる焼きソーセージだけを「ニュルンベルガー・ブラートヴルスト」ないし「ニュルンベルガー・ロストブラートヴルスト」と名づけることができる。ニュルンベルクでは、年間8億本の焼きソーセージが製造されているそうだ。

 ニュルンベルクが誇るこの焼きソーセージも肥満の原因になっている。おいしい分だけ脂肪分も多いらしい。ある栄養学者は、「焼きソーセージ」の代わりに「焼き野菜」を勧めているが・・・。

 いよいよビアガーデンの季節になり、ビールとソーセージの消費量がグングン上昇することだろう。体重も平行して上昇しないように、正しい食習慣のことを考え、節度を守ってビールとソーセージを楽しみましょう。

20045月24日)

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