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ドイツ国籍取得者、3年連続減少

    連邦統計局によると、2003年にドイツ国籍を取得した外国人は前年比8,9%減の140700人だった。その内の40%はトルコ人(56244人)。

 出身国別にみると、最も高い増加率を示したのはイラク人で 74,3%増の2999人(全体の2,1%)、イスラエル人が63,5%増の2844人(2%)、カザフスタン人が48,5%増の3010人(2,1%)。最も減少したのはセルビア・モンテネグロ人で39,1%減の5104人(3,6%)、イラン人が27,5%減の9440人(6,7%)、ロシア人が26%減の2764人(2%)であった。

 ドイツ国籍を取得した外国人が最も多かった年は、新しい国籍法が導入された2000年で、186700人がドイツ国籍を取得した。新国籍法によると、ドイツに正式に8年以上住んでおり、有効な滞在許可を取得している外国人はドイツ国籍を取得できる。また、その外国人の配偶者ないし未成年の子供は滞在期間が短くても、ドイツ国籍を取得できる。

 ドイツ国籍を取得した外国人数は2000年をピークに、3年連続で減少している。2001年が4,6%減、2002年が13,2%減、2003年が8,9%減。

 それに対して、急増したのは、1933年~1945年に政治的・人種差別主義的・宗教的理由からドイツ国籍を剥奪された、外国に住むドイツ人とその子孫で、77%増の3700人であった。

20045月31日)

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