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環境税収入、ほぼ倍増

   連邦統計局によると、環境に関連する税金の収入が過去12年間でほぼ倍増した。2003年の環境に関連する税金の収入は対1991年比91%増の約570億ユーロで、税収入全体に占める割合は8,8%から11,9%に上昇した。環境に関連する税金は、エネルギー消費、大気汚染、交通、有害物質の散布(化学殺虫剤など)に対して課されるすべての税金(石油税、自動車税、電力税)を包括する。

 2002年の環境に関連する税金の収入は550億ユーロ弱で、税金収入全体の9%弱だった。2002年と2003年の税収総額はほとんど変わらなかった。

 2003年は石油税が432億ユーロ、自動車税が73億ユーロ、電力税が65億ユーロであった。エコ税が導入される前の1998年と比較すると、環境に関連する税金収入は約36%増加している。それに対して、課税されたガソリンの量は約15%減の3490万㎥だった。

 段階的な税率引き上げに対して、課税される消費量は減少している。エコ税は、一方で石油税率の引き上げを、他方で電力税の導入をもたらした。

2004年6月7日)

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