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ビール消費量、ドイツは3位

    ドイツ醸造者連盟によると、ドイツにおける輸入ビールの割合は2003年にビール消費量全体の2,8%に低下した。それに対して、ドイツビールの輸出は1200万ヘクトリットル以上で、生産量全体の11%を超えた。

 ドイツ人は平均で年間117,5リットルのビールを飲んでおり、国際比較ではチェコとアイルランドに次いで3位。1992年と比べると、ドイツ人の一人当たりビール消費量は4,2リットルほど減少した。消費量減少の理由としては、人口統計上の変化、経済不安からの消費控え、品質に対する意識の薄れ、デポジット制の影響が挙げられる。プラスチック瓶のビールが増加傾向にあり、ピルゼンビールにおけるペットボトルの割合はすでに8%弱に達している。

 ドイツでは、2003年に全部で1268社のビール醸造会社が1億630万ヘクトリットルのビールを生産した。米国、中国に次いで3位。5000のブランドがある。大手ビール会社による買収にもかかわらず、相変わらずドイツのビール会社は中小企業が大半で、約770社の生産量は年間5000ヘクトリットルを下回っている。ビール生産量全体の半分弱は5つの大手ビール会社グループが占めている。

2004年6月22日)

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