ドイツのニュース

高齢者のインターネット利用が増加

    イニシティブD21が約3万世帯を対象に実施した調査結果によると、ドイツではインターネットを利用する人と利用しない人の差が縮小している。インターネットを利用するドイツ人は1年前よりも約180万人増えて、3390万人だった。14歳以上の人口に占めるネット利用者の割合は50%から52,6%に上昇した。

 特に高齢者のネット利用が増えている。年齢層別比較では、50歳以上のインターネット利用者は1年間で100万人増加しており、この年齢層が最も急成長している。50歳以上の人口に占めるネット利用者の割合はまだ28,2%であるが、50~59歳の年齢層ではすでに50%に達している。

 また、女性のインターネット利用者も増加しており、性別による差が縮小している。14歳以上の女性に占めるインターネット利用者の割合は3,5%増の45,6%であるのに対して、男性は1,6%増の60,4%であった。

 連邦経済省は、ネット利用者の割合が2006年末には75%に上昇すると予想しており、それが実現すると、ドイツは世界1位になる。すでに現在、インターネットの言語ランキングでは、ドイツ語(全体の7%)は英語、中国語、日本語、スペイン語に次いで5位である。

 インターネット利用の質では、ドイツはすでに世界1位で、インターネット利用者1000人当たりウェブサイト数は85。米国は60ウェブサイト。世界では7億人がインターネットにアクセスしている。

 ドイツ国内の州別比較では、ネット利用者の割合が最も高いのがベルリンで58%、次がシュレースヴィッヒ・ホルシュタイン州、ヘッセン州。バイエルン州は54,7%で6位。

2004年6月28日)

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