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兵役代替勤務、9ヶ月間に短縮

   連邦議会は7月1日(木)、兵役に関する法案を可決した。それによると、兵役拒否者に課せられる兵役代替社会奉仕勤務の期間は今年10月1日から、従来の10ヶ月から兵役期間と同じ9ヶ月に短縮される。同時に、兵役ないし兵役代替勤務に召集される青年の年齢上限がこれまでの25歳から23歳に引き下げられる。すでに一度兵役を猶予された者は、25歳までに兵役に招集できる(これまでは28歳)。

 また、結婚している兵役義務者は、申請すれば、兵役を免除される。同様に、最低1人の子供に対する扶養権を有する兵役義務者ないし同性結婚をしている兵役義務者も申請に基づいて兵役を免除される。すでに2人以上の兄弟姉妹が社会奉仕年ないし軍隊勤務年を果たしている場合には、兵役義務を免除させることができる(これまでは兄弟のみに適用されていた)。さらに、3学期目以上の大学生は、学業ゆえに兵役の猶予を請求する権利を有する。

 現在、実際に兵役ないし兵役代替勤務に召集される兵役義務者は全体の約3分の1に過ぎない。新しい法律の成立により、さらに多くの青年が兵役から免除されることになる。

 この法律は今年10月1日に発効する。連邦参議院の同意を必要としない。

2004年7月5日)

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