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アルコポプス特別税法、成立

 連邦議会は7月9日(金)、アルコポプス特別税法案(正式には「アルコール及びタバコ消費に対する青少年保護改善法」)に対する連邦参議院の異議申し立てを退けた。その結果、同法は今年7月1日に遡って発効する。連邦参議院は、アルコポプス特別税は未成年者の飲酒防止のための効果的な措置ではないとして異議申し立てをしていた。(2004年5月10日のニュースを参照)

 アルコポプス特別税法によると、未成年者の飲酒の抑制を目的として、アルコポプス0,275リットル瓶当たり約80セントの特別税が課せられる。また、瓶には「未成年者への販売を禁止する」と、明確に表示されなければならない。但し、同法はアルコール含有量が5,5%以下の混合飲料には適用されない。

 また、この法律は、タバコの無料配布の禁止1箱17本以下の小箱たばこの販売禁止も規定している。

 アルコポプス特別税は8月2日から徴収される。連邦政府は特別税による増収を今年が600万ユーロ、来年からは年間約1200万ユーロと見積もっている。この税収は中毒予防に充てられる。

2004年7月12日)

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