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被雇用者の所得、多少増加

   連邦統計局が7月15日(木)に発表したところによると、製造業、商業、金融・保険業の被雇用者の名目上の2003年度年間所得は平均で前年比2,4%増の38866ユーロであった。インフレ率を差し引くと、1,3%増になる。そのうち、旧西独の被雇用者の年間所得は平均で2,3%増の40098ユーロ、旧東独が2,3%増の28580ユーロであった。旧東独の所得は旧西独の71%に相当する。

 また、常勤の女性の所得は平均で2,6%増の32335ユーロで、男性(2,2%増の41014ユーロ)よりも約9000ユーロ少ない。連邦統計局は前回の発表で、男女の所得差の原因として、管理職における女性の割合が少ないことを挙げていた。その際に、勤続年数と資格の差が重要な要因になっていると指摘している。

 製造業では、平均の名目上年間所得が2,6%増加して38784ユーロになった。商業と金融・保険業は1,8%増の39100ユーロ。そのうち、旧東独の所得は2,8%増の29836ユーロであった。名目上の年間所得にはクリスマス手当てやボーナスなどの追加報酬も含まれている。

2004年7月19日)

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