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2004年度消費者物価上昇率は1,6%

    連邦統計局によると、ドイツの消費者物価は2004年に1,6%上昇した(2003年は1,1%、2002年は1,4%)。物価上昇の主因としては、疾病保険改革による医薬品の自己負担増加、初診料導入、石油価格上昇などが挙げられる。

 疾病保険関連の物価指数は19,6%上昇した。アルコール飲料とタバコ類は6,9%、石油(ガソリン、暖房用石油など)は5,6%上昇した。石油価格の上昇は住居費と交通費にも影響している。疾病保険改革はインフレ上昇に約0,7ポイント寄与しており、石油価格の上昇は0,2ポイント。

 家賃(水・電気・燃料などの付帯費用を含む)は1,5%ほど高くなった。それに対して、安くなったのはステレオ、カメラ、コンピューター、映画・劇場の入場料など。電気通信サービス料は0,4%、インターネットアクセス料は3,3%、携帯電話通話料は1,1%低下した。

 一方、2004年12月の物価上昇率は2,1%と、2002年1月(ユーロ導入)以来の最高水準となった。パッケージ旅行の価格が11月よりも35%弱上昇しており、物価上昇に大きく影響した。

2005年1月24日)

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