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学術界に占める女性の割合が増える

    連邦と州の教育計画及び研究促進委員会(BLK)が発表した調査結果によると、大学と研究施設における女性の割合は1992年以降、継続的に上昇している。しかし、依然として、資格が高くなればなるほど、報酬が高くなればなるほど、女性の割合は少なくなっている。

 大学生全体に占める女性の割合は1992年の約40%から50%弱に上昇した。大学を卒業する女性の方が男性よりも多い。博士の学位では、専門学科によって大きな差が見られ、エンジニアでは女性の割合が11%、自然科学では28%、獣医学では75%である。

 教授に占める女性の割合は1992年の6%から約12%に倍増した。しかし、ランクの最も高いC4の教授では8%にすぎない。教授職への応募者では、1997年の13%から2003年は17%弱に上昇した。採用者に占める女性の割合は2003年が18%であった。

 大学以外の研究施設に占める女性の割合では、ライプニッツ協会が32%、マックス・プランク協会が30%と、高い割合を示した。両協会の管理職に占める女性の割合が約10%であるのに対して、エンジニアの多いフラウンホーファー協会では3%に過ぎない。

2005年1月24日)

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