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ドイツ人の慈善献金は過去最高

 消費研究協会(GfK)のアンケート調査結果によると、ドイツ人は2004年7月1日から2005年6月30日までの1年間に26億ユーロを慈善のために献金した。平均的献金額は約33,16ユーロ。これは過去最高である。4人に1人が献金したが、最も献金した年齢層は60歳以上であった。

 また、2人に1人は名誉職として「時間の献金」(ボランティア活動)をした。「時間の献金」は全部で33億時間に達し、一人平均100,8時間に相当する。ボランティア活動はすべての年齢層で行われている。

 献金用途別で見ると、最も多いのは人道的援助(84,5%)で、特に津波被災者への献金が多かった。2004年12月と2005年1月だけでも10億ユーロ以上の献金があった。それに対して、史跡・文化財保護(4,8%)、環境保護(2,8%)、動物保護(2,1%)の割合は少なかった。

 募金方法では、個人宛手紙が最も効果があった。次にテレビの募金番組(12,6%)、教会での募金(11,6%)が続く。

 一方、市民の約5分の1は、自分の財産を全部ないし一部、公益団体に寄付する用意がある。しかし、4分の3は、目下、寄付することは全く考えられないと回答している。

2005年10月10日)

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