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Ifo業況判断指数、10も大幅上昇

   Ifo 経済研究所が10月25日(火)に発表したところよると、10月の Ifo業況判断指数は9月の96,0ポイントから98,7ポイントに上昇し、力強い改善を示した。これは2000年10月以来の最高水準である。景気の現状判断は96,5ポイントから98,9ポイントに、今後6ヶ月の景気見通しは95,5ポイントから98,5ポイントに大きく上昇した。

 すべての業界が改善を見せており、製造業の輸出見通しは引き続き楽観的である。建設業や卸売業、小売業のように国内市場に大きく依存している業界にも明るさが増してきた。サービス業の業況判断指数は9,5から11,0に上昇した。

 Ifo研究所のズィン所長は、「景気回復が安定してきたようだ」と語った。景気回復は落ち着いてきた石油価格と安いユーロ為替相場、好調な受注に起因しており、輸出だけでなく国内需要も徐々に改善してきたという。しかし、高水準の石油価格は来年も消費者の負担になることが予想される。

 ドイツ経済は第3四半期だけでなく、第4四半期も回復を加速するのではないかと予想されている。ユーロ圏の経済見通しが改善しており、オランダ、ベルギー、フランスでも10月の業況判断指数が上昇した。

2005年11月7日)

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