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2005年度消費者物価上昇率は2,0%

   連邦統計局によると、ドイツの2005年度消費者物価上昇率は年平均で2,0%になる見通しである(2004年は1,6%、2003年は1,1%、2002年は1,4%)。これは2001年以来の最高水準で、物価上昇の主因は石油価格の急騰である。欧州中央銀行の基準では、2%以下が物価安定と評価される。

 12月の消費者物価は1年前よりも2,1%上昇した。10月と11月が2,3%であったことから、上昇テンポが再び鈍化した模様である。11月から12月にかけて消費者物価は0,8%上昇した。これは例年水準である。

 暖房用石油、ガス、ガソリンが消費者物価の上昇を促した。ヘッセン州では、暖房用石油の価格が1年間で36,2%、ガスが17,2%、ガソリンが16,6%上昇した。安くなったのは食料品(-0,2%)、靴(-5%)など。

2005年12月30日)

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