ドイツのニュース

品質より価格/飲食・旅館業の売上減少

 消費研究所(GfK)がEU 8カ国で行ったアンケート調査結果によると、大半のドイツ人は食料品を購入する際に品質よりも価格を重視している。ドイツ人のほぼ3分の2は食品の品質よりも価格で決めると回答した。同様に値段を意識して買い物をする国民はフランス人とポーランド人であった。それに対して、イタリア人は品質を重視している。8カ国の平均では回答者の半分がまず最初に価格を見ると回答したのに対して、イタリア人の3分の2は価格よりも品質で決定すると回答している。欧州の「けちん坊」として有名なドイツの消費者は価格を見てから買い物をするようだ。

 一方、連邦統計局によると、ドイツの飲食業は2004年に大幅な売上減少を余儀なくされた。実質で対前年比4,1%減、名目で3,3%減であった。それに対して旅館業の売上は前年比実質で0,3%増、名目で0,8%増と、大きな落ち込みはなかった。しかし、飲食・旅館業全体では、実質で2,1%減、名目で1,3%減であった。

2005年2月14日)

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