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結婚は増加、出生率は低下/老後の備えをしている人は少ない

 連邦統計局の暫定的算定によると、ドイツにおける婚姻締結件数は2004年に増加したが、出生率は低下し、死亡者数も減少した。婚姻を締結したカップルは対前年比3%増の395000組であった。新生児数は0,5%減の712000人で、1991年以来減少している(但し1996年と1997年は例外)。死亡者数は4,3%減の約821000人であった。1993年から2001年まで死亡者数が減少したが、2002年と2003年は増加していた。2004年は死亡者数が新生児数よりも110000人多かったことになる。

 一方、ドイツ養老研究所(DIA)の調査結果によると、多くの就業者は現在の生活水準を維持するのに十分な老後の備えをしていないことが明らかになった。老後のための企業年金や個人的貯蓄をしている人は30~49歳の年齢層の約4分の1に過ぎない。リースター年金に加入している人も19%だけ。「ベビーブーム」の世代は将来少なくなる実質年金を補うために名目上の収入の約6%を老後のために貯蓄しておかなければならなかったが、多くの就業者は老後の蓄えをしていなかったという。

2005年3月14日)

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