ドイツのニュース

ドイツ鉄道の料金案内は不十分

    財団法人「商品テスト」の調査結果によると、ドイツ鉄道の顧客は鉄道職員の説明不足ゆえに多くのケースで不必要に高い乗車券を購入している。ドイツ鉄道はもっと安く旅行できる可能性があることを顧客に十分に説明していないという。駅の窓口、自動販売機、インターネットでは、インターシティー(IC)やローカル電車との割安な接続があるにもかかわらず、高価な ICE (インターシティーエクスプレス)を勧めるケースが多い。

 また、「バーンカード25」などの割引商品についての説明がほとんどされていない。商品テストはドイツ鉄道の料金説明を「可の下(6段階中の第4位。)」と評価している。最も良い評価を受けた駅はベルリンのBerlin-Zoo駅(点数 2,7)とフランクフルト駅(3,0)で、最も悪い評価を受けたのはライプチッヒ駅(4,2)、ミュンヘン駅(4,3)、ロストック駅(4,4)だった。

 商品テストは、乗車券を販売する職員に十分な知識がないこと、職員がコンピューターを盲目的に信用していることを批判している。そこで「ドイツ鉄道の料金案内を疑いなさい。もっと安い接続はないかどうか尋ねなさい。」とドイツ鉄道の利用者に勧めている。

 ケルン/カッセル間の接続を例に挙げると、2等普通乗車券の価格は利用する電車や接続によって34,50ユーロから83ユーロまで様々で、格差が大きい。商品テストによると、ファミリーには特に「バーンカード25」が割安であるという。

2005年4月5日)

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