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アルコポプスの売上減少/失業者に処方する医薬品が多い

    連邦酒造業連盟(BSI)によると、アルコポプス(火酒ミックス飲料水)の売上減少傾向が今年も加速している。0,275リットル瓶アルコポプスの販売量は2003年に2億7000万本であったが、2004年は1億6000万本に急減した。今年はさらに5200万本~5500万本に減少すると予想している。昨年は酒市場におけるアルコポプスの割合が5%で、アルコール消費量全体に占める割合は0,4%であった。ドイツでは、酒の消費量自体が減少傾向にある。販売量(0,75リットル瓶)は2003年の8億1200万本から2004年は7億7600万本に減少した。業界の総売上も43億ユーロから42億ユーロに減少している。

 一方、技術者疾病保険金庫(TK)の調査結果によると、失業者が昨年処方された医薬品は平均で就業者よりも20%も多かった。同保険金庫はこの処方量を「驚くほどに多い」と評価している。統計的に見ると、失業者が処方された医薬品の量は、失業者2人に1人に毎日一つの医薬品を処方している量に相当するという。

2005年6月20日)

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