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ドイツの年収百万長者は12400人

    連邦統計局が発表した2001年度所得税統計によると、2001年の年収百万長者は約12400人で、その年収は平均で270万ユーロであった。各百万長者は平均で110万ユーロの所得税を納めた。連邦統計局は3年ごとに所得税統計を発表している。この統計に把握される年収百万長者とは、財産から収益を得て、税金を納めている人である。

 年収百万長者は1998年が13690人、1995年が7182人で、平均所得は1998年が320万ユーロ、1995年が280万ユーロであった。1998年は租税改革が見込まれていたために、会社持分の売却が多かったことが百万長者の増加をもたらした。

 一方、2001年は納税義務者全体の5分の1以上(21,4%)が低収入ゆえに所得税を納めなかった。約620万人の年収は1万ユーロ以下であった。

 2001年の納税義務者総数は約2880万人で、その総所得は対1998年比6,9%増の9650億ユーロであった。賃金・所得税収入総額は1767億ユーロで、同比3,9%増。平均税率は21,6%で、1998年よりも1,1ポイント低下した。2001年の平均所得は対1998年比5%弱増の33450ユーロであった。

 納税義務者全体の上位30%の納税者層の所得は37500ユーロ以上で、所得全体の約63%、賃金・所得税収入全体の81%を占めている。納税義務者の0,1%(36430人)の年収は50万ユーロ以上で、所得税収入全体の11,2%を占めた。

2005年7月4日)

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