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ドイツ人の平均年収は39815ユーロ

    連邦統計局によると、製造業/商業/金融・保険業における常勤従業員の2004年度平均年収は前年比2,4%増の39815ユーロであった。旧西独の平均年収は前年比2,4%増の41068ユーロ、旧東独は2,7%増の29352ユーロで、旧東独の平均年収は旧西独の71%であった。この年収は常勤の労働者及び職員に定期的に支払われる、所得税と社会保険料を差し引く前の名目上の年収で、クリスマス手当てやボーナスのような不定期に支払われる報酬も含まれている。

 この平均年収には、旧東独の皮革産業の約13000ユーロから旧西独の石油産業の約70000ユーロ(男性従業員)に至るまでの大きな格差が見られる。また、女性の常勤従業員の平均年収は33200ユーロ、男性の常勤従業員は41941ユーロと、8741ユーロの差がある。連邦統計局によると、この格差は性別による不利な待遇ではなく、異なる職場に起因しているという。

 1996年から2004年までの平均年収とインフラの動向を見ると、名目上の平均年収上昇率は旧西独が21%、旧東独が22,3%で、インフレ上昇率は11,4%であった。

2005年7月18日)

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