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ドイツ鉄道、来年1月に運賃値上げ

    ドイツ鉄道は1010(火)、20071月1日に運賃を値上げすると発表した。近距離及び長距離の運賃は平均で2,9%の値上げ(付加価値税を含まない)となる。但し、来年1月1日に付加価値税が3%ポイント引き上げられて19%になることから(50km以下の近距離には従来通り7%の税率が適用される)、遠距離の運賃は平均で5,6%の値上げとなる。

 ドイツ鉄道は値上げの理由として、高いエネルギーコストとサービスの改善(接続の改善、インフラと新型車両への投資)を挙げている。過去1年間で電気、石油、ディーゼルの価格が40%も高騰しており、値上げを余儀なくされているという。また、インフラと新型車両への投資も値上げの要因で、遠距離交通だけでも2005年~2008年の期間に新型車両に10億ユーロ弱を投資する。ミュンヘン/フランクフルト間の運賃は75ユーロから81ユーロに引き上げられるが、走行時間は30分短縮するという。

 また、来年1月1日からは窓口での予約料が50セント高くなって3,50ユーロになる。自動販売機とインターネットでの予約料は従来通り1,50ユーロである。バーンカードの実質価格は変わらない(付加価値税引き上げ分だけ高くなる)。

2006年10月16日)

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