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2005年の出生数、1946年以来最低

 

 連邦統計局の発表によると、2005年のドイツの人口は約6万5000人減少して約8240万人になった。2005年に生まれた子供の数は約686000人と、前年より2万人少なかった(2,8%減)。1946年以来初めて70万人の大台を下回った。1996年と1997年を例外として、生まれた子供の数が1991年から毎年減少している。また、出生数に占める非嫡出子の割合は29%に達し、非嫡出子の数が20万人の大台を超えた。

 それに対して、亡くなった人の数は83万人と、前年より1万2000人多かった(1,5%増)。亡くなった人の数は生まれた子供の数を約144000人上回った。ドイツでは、1972年から自然増がなく、1975年は亡くなった人の数が生まれた子供の数を207339人上回り、最大の自然減を記録した。

 外国からドイツに移住した人の数はドイツから外国へ移住した人の数を7万9000人上回ったが、自然減の傾向を変えることはできなかった。生まれた子供の数は人口1000人当り8,3人で、EU平均の10,5を大幅に下回り、EUで最下位である。

 一方、2005年の婚姻件数は388000組で、前年より8000組減少した(1,9%減)。戸籍役場で結婚する婚姻件数は1990年代初頭以来減少している。1990年は516388組だった。2005年で最も婚姻件数の多かった月は5月で、約5万7000組だった。

2006年10月16日)

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