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極右グループによる暴力犯罪が急増

    連邦警察庁によると、今年1月から8月までの8ヶ月間に極右グループによる犯罪が7994件記録された。2005年同期(6605件)より21%増加している。2004年(5127件)と比較すると、52%も増えており、極右グループによる犯罪件数の急増が顕著である。

 また、残忍な犯罪が増えていることも特徴的である。今年1月~8月の期間、極右グループによる暴力犯罪は452件、負傷者は325人であった。2005年同期は暴力犯罪が363件、負傷者が302人、2004年同期の暴力犯罪は311件と、暴力犯罪が継続的に増加している。

 極右グループによる犯罪が急増していることから、社会民主党(SPD)のシュトルック議員団長は極右政党であるドイツ国民民主党(NPD)の禁止手続きを審査するよう政府に要求した。

2006年10月30日)

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