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ドイツの企業景況感、ドイツ統一以来の最高水準
Ifo
経済研究所が12月19日(火)に発表したところによると、12月のIfo
企業景況感指数は106,8ポイントから108,7ポイントに上昇した。これはドイツ統一以来の最高水準である。
景気の現状判断(現況指数)は113,9ポイントから115,3ポイントに、今後
6ヶ月の景気見通し(予測指数)は100,2ポイントから102,5ポイントに上昇した。
製造業から建設業まですべての業界で企業景況感が高まっている。長年、消費者の買い控えに苦しんできた小売業も来年の付加価値税引き上げにもかかわらず再び楽観的になってきた。
Ifo
研究所のズィン所長は、「ドイツ経済は1990年以来の非常に力強いブームにある」と語った。ユーロ高と米国景気の冷え込みはドイツ企業の頭痛の種にはなっていないようで、輸出期待が依然として大きいという。
グロース連邦経済相は、「景気の推進力が国内外から来ており、2007年は成功の年になる」と、明るい見通しを強調した。
経済専門家も2008年まで経済成長が継続すると予測している。ドイツの景気は極めて安定した展開を見せており、来年の付加価値税引き上げや米国景気の冷え込みに歩調を乱されることはないと楽観的である。
(2006年12月22日)
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