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ドイツ国籍を取得する外国人の3分の1はトルコ人

 

 2000年の国籍法改正後、ドイツ国籍を取得する外国人が少なくなる傾向にある。ピーク時の2000年は約187000人であったが、2001年は約178000人、2002年は約155000人、2003年は約141000人、2004年は127153人と、年々減少している。

 その要因としては、国籍法改正によりドイツ語試験が国籍取得条件になったことが挙げられる。多くの外国人は改正前にドイツ国籍を取得していた。ドイツ国籍取得者数の動向は州ごとに異なり、ベルリンでは減少傾向に歯止めがかかった。

 2004年にドイツ国籍を取得した外国人を出身国別で見ると、トルコ人が全体の35%(44465人)を占めて1位だった。次にポーランド人(7499人、5,9%)、イラン人(6362人、5,0%)、ロシア人(4381人、3,4%)、アフガニスタン人(4077人、3,2%)、ウクライナ人(3844人、3,0%)、モロッコ人(3820人、3,0%)、イラク人(3564人、2,8%)、セルビア・モンテネグロ人(3539人、2,8%)、イスラエル人(3164人、2,5%)が続く。

 トルコ人は2000年の国籍法改正により、ドイツ国籍を取得するとトルコ国籍を失うことから、ドイツ国籍の取得を躊躇する傾向が見られる。

2006年3月8日)

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